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| お喜び|お悔やみ |
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何が何でも「中心位」と自分の信念を貫いて来られた、あの村岡節はもう聴くことはできません…。 2003年12月23日に薬石効果なく天国に召されました(享年83)。 先生は武士道の精神を持った現代最後のサムライであったと思います。あの仕事好きの先生がある時、突然に俺はこの12月で歯科診療をリタイアするとの引退通知をしたのです。これこそ武士の魂です。 あのカリスマ性を持った講演に誰もが聴き惚れ、先生のデンタルフィロソフィーと真似のできない技と腕は、ベテランから若手まで、ただうなずくばかりでした。年一回開催される「村岡会」は先生を慕ってできた勉強会グループが、北は北海道から南は沖縄まで、常に約150名が集まり講義を受けました。 勉強家である先生は、米国から当時、最先端の歯科医療であった「ナソロジー」を日本に持ち帰り、近代歯科医学の発展に寄与しました。 先生の教えは40年経過した今でも斬新で、かつ新鮮です。晩年、先生は寿命には限りがあるというようなことをおっしゃっていましたが、我々が学ばなければならないこと、先生が教えたいことがまだまだたくさんあったことと思います。まことに残念です。 村岡先生、色々とお世話になりました。どうぞ安らかにおやすみ下さい。
以下に先生が我々のためにサゼッションしてくださった、生前の村岡語録をご紹介いたします。 |
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(1)チーテル(学位)では飯は食えないぞ! (2)臨床家は臨床で勝負だ! (3)能書きだけではだめだ、自分でやってみろ! (4)隣りに歯があるから落ちないというようなインレーを作ってはいけない。 (5)対合歯が挺出しているままの状態で補綴物を作ってはいけない。 (6)口腔内に補綴物を装着したら歯牙・歯肉が健康でなくてはいけない。 (7)今、診察する患者様は、帰りにはよい結果が出ていなければならない。 (8)ゴルフをやる暇があったら本を読め。 (9)おれは、歯医者の仕事が大好きだ! (10)忍の一字。 合掌
(前 村岡会会長・小嶋 榮一 記) |
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